歳をとった

最近、「歳をとったな」とよく思う。そういう症候がある。

例えば体力の衰え。以前は普通にこなしていた作業も、今では休息なしにはできない。それも一日単位での休息さえある。また飲食に関しても、以前であれば余裕で食べれたていたものが今では結構つらかったり、あとアルコールの抜けが遅かったり二日酔いになりやすかったりする。もっと深刻なのは思考の老化で、以前なら興味をもってある程度の時間をかけて考えていたような事柄が、今ではそういうことを真剣に考えるような年ではないなと斬り捨ててしまったり、そもそも検討の候補にさえならなかったり。つまり興味の幅が狭くなって思考が硬直化する。

私はいまアラサーである。たかがアラサーに突入しただけでこれほどまでに変化するものなのか。確かに、就職してその組織のなかで揉まれ、将来設計のことを本格的に考えるようになり、さらにある程度の収入が確保されれば今までの生活が一変するため、それが考えに影響を及ぼすことだってあるだろう。「30代になるまでの経験がその後の人生を規定する」と誰かが書いていた。また同様に「20代までに経験したこと思考したことがその後の人生の基盤を形づくる」という文句もある。確かに早いうちにいろいろ経験しておいた方がよいのだろうが、なんにせよ、それは歳をとってしまうと思考が固まってしまうから早いうちにいろいろなものに触れて自分の可能性を拡げておくべきだということだと思う。

時間はない。だからいまのうちにいろいろやらなくては。自分の悪癖に繰り返し同じものを観る・聴くというのがある。それは単純に思考停止による気持ちよさのための反復に過ぎない。いま、そんな思考停止に浸る余裕はない。